ドラマ「彼女はキレイだった」の第2話で見る韓国ドラマの要素

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例えば、第2話のテオの歓迎会。居酒屋で酒を飲み交わすシーンは日韓どちらのドラマでもよく見るシーンだが、会も終わりに近づいてきたときのテーブルに注目してほしい。日本のドラマだとビール瓶があちこちに置いてあるところ、本作では韓国の“ソジュ(焼酎)”の瓶が何本も空いている。そして同僚たちの酒癖の悪さもなかなか。テオに「宴会常務ですね」と言われた相原虎太郎(絃瀬聡一)はベロベロだし、花岡彰人(中川大志)はアルコールに触れただけで酔っぱらい、全てを置いて帰ってしまうのだった。

そして飲み会の帰り、テオと侑里が2人きりでいるところに、相原と亀井茂夫(ゴリけん)が近くにいたため、バレないように体を寄せ合って隠れるシーンも映される。不覚にもドキドキしてしまうヒロインが自分の気持ちに気付くシーンとしてよく見るシチュエーションで、本作でも緊張感が伝わってくる。

また、そのほかのテオと侑里の2人きりのシーンでも“韓ドラっぽさ”を感じることができる。韓国ドラマでなくても、転びそうになった時に支えられて顔が近付いてキスしそうに…という胸キュンシーンはあるあるだが、本作ではそのようなシーンが、韓国ドラマでよくあるような、何度も繰り返されるスローモーションで演出されている。心の声を読めてしまうからこそ、見つめ合うシーンも多い。

第2話には、テオの家が水浸しになってしまったため、仕方なく侑里の家に泊まるというシーンがある。『マイ・デーモン』やチェ・ジョンヒョプが出演している『無人島のディーバ』、さらに現在配信中の『ドクタースランプ』など、メインキャラクターの2人がひとつ屋根の下で過ごしていくうちにお互いを意識していくシチュエーションは最近よく目にする。本作も同様に、侑里はテオといい雰囲気になるという夢まで見てしまうのだった。

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