肉じゃがの起源に関する地域間の論争が話題に

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肉じゃがは、海軍の東郷平八郎から「留学中に食べたビーフシチューを作って欲しい」と命じられた部下が、試行錯誤の末に完成させた「甘煮」をルーツとする説が有力視されている。
この「甘煮」の作り方が書かれた教科書が発見されたことを根拠に、舞鶴が発祥地を宣言。
しかし、その2年後に、「舞鶴の10年前に、東郷さんが赴任していたからウチが元祖」と、呉が名乗りをあげた。
番組で双方に主張を聞くと、舞鶴側は「呉の主張はとんでもないウソです」と一蹴、呉側も「戦後に教科書が発見されたと言うが、僕たちは大空襲で燃えてしまって残ってないんよ」と譲らぬ姿勢を見せた。
また、調理方法をめぐっては、舞鶴は教科書通りの調理時間、呉は具材をそれぞれ忠実に再現するなど、意見が食い違う展開に。
そんな最中、舞鶴と呉が裏で結託し、「グルメ交流会」を毎年開催していることが明かされると、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「毎年こすっているくだりを見せられた(笑)」とツッコミ。
舞鶴側のゲストは「テレビや新聞社がたくさん取材に来て、交流会は大盛り上がり。最初は、『呉をやっつけるぞ』と殴り込みに行ったのに、これだけ盛り上がるんやったら、決着をつけたらもったいないと思った(笑)」と本音を漏らしていた。
りんたろー。は「この論争を、町おこしのお手本とするべき。地元を盛り上げるために手を組み、あえて発祥地を決めない。まさにコレだなって思いました」とコメント。
さらに、「僕の地元である静岡・浜松市は、ある日突然『餃子の街』と名乗り出した。当時は、地元の人が餃子を食べている印象がなかったし、ライバルとされる栃木・宇都宮市の餃子の方が、レベルが違うくらい美味しかった(笑)。でも、手をあげ続けたことによって、浜松餃子が本当に美味しくなったし、餃子店も増えて盛り上がってきた。町おこしは『コレで行くんだ!』と決めて、ブレずに頑張ることが大事だと実感した」と話した。
相方の兼近大樹は「ライバルがいることは、レベルアップするためにも非常に重要」とした上で、「このまま切磋琢磨していったら、東郷平八郎が本当に食べたかったビーフシチューを超える日が来ます。舞鶴と呉でビーフシチューを超えていきましょうよ」とエールを送っていた。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。

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