自民党の杉田水脈議員が教育勅語を擁護

自民党の杉田水脈衆院議員は１８日付のＸ（旧ツイッター）投稿で、戦時中の軍国主義教育と関連づけられる教育勅語を称賛しました。彼女は「何一つ不適切な内容はありません」と主張し、戦後の衆院決議（１９４８年）に反する意見となっています。この発言には一部の保守層からの支持が見込まれており、彼女はそれを狙っているとされています。教育勅語は「主権在君」と「神話的国体観」という根本的理念があり、戦後の衆院決議で排除されることとなりましたが、杉田議員はそれに反対しています。教育勅語はかつての天皇への忠誠心を灌ぎ込むためのものであり、「大義に基づいて勇気を振り絞り、皇室国家のために尽くす」という心構えを教えていました。しかし、この教育の下、多くの若者が悲惨な侵略戦争に巻き込まれ、命を落としました。杉田氏は教育勅語の中に含まれる道徳の要素、例えば親への孝行や夫婦の和を重視し、児童虐待やいじめの予防に役立つと主張しています。「教育勅語を家庭や学校で教えることが最も効果的な方法です。そのためには教師たちが内容を理解する必要があります」と述べました。杉田議員はSNS上でネット右翼と呼ばれる一部の差別的な書き込みを行っており、彼女自身のレイシズムや歴史修正主義を助長する発言が問題視されています。