大阪湾でクジラ1頭の死骸が見つかる

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大阪府と大阪市でつくる大阪港湾局は19日、堺市の大阪湾内でクジラ1頭が死んだことを確認した、と明らかにした。
1月から周辺海域で目撃されており、動かずに漂流していた。
府は死骸を堺市内の府有地に埋設する方針を決定。
1~2年後に骨格標本として大阪市立自然史博物館に提供する。
府によると1月12日、神戸市の六甲アイランド近くの沿岸などで、クジラの目撃情報が神戸海上保安部に相次いで寄せられていた。
その後、1月下旬に大阪湾に迷い込んみ、餌の不足や体温の低下で衰弱したとみられる。
死骸を確認したところ全長は推定約13~14メートル、重さが約25~30トンで、マッコウクジラとみられる。
大阪湾には過去にも複数回クジラが迷い込んでいる。
昨年1月には淀川河口で約15メートル、重さ38トンの雄のマッコウクジラが見つかり、「淀ちゃん」の愛称で話題となったが、数日後に死んでいるのを確認。
大阪港湾局が作業船で和歌山県の紀伊半島沖に運び、約30トンの重りを付けて海に沈めた。
今回の死骸について、府は焼却と海洋に沈める方法も検討したが、コスト面を考慮し埋設に決めた。
吉村洋文知事は府庁で記者団に「地元関係者と協議して適切な場所を確保できた」と話した。

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