ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死体引渡しを当局が拒否

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[記念碑に花を手向け、ナワリヌイ氏に敬意を表する男性=18日、モスクワ(AP=共同)北極圏の刑務所で死亡したロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の広報担当者は19日、現地を訪れているナワリヌイ氏の母親と弁護士が遺体安置所を訪れたが、当局が中に入るのを許可しなかったとX(旧ツイッター)で明らかにした。
死因は特定されておらず、調査延長を告げられたとしている。
広報担当者によると当局側は、調査に要する期間を明らかにせず、安置所に遺体があるかどうかの確認も拒否した。
人権団体「OVDインフォ」は19日、遺体を親族側に引き渡すよう求める連邦捜査委員会宛ての市民のアピールが5万2000件を超えたと明らかにした。
ナワリヌイ氏が死亡した16日以降、ソ連時代の政治弾圧犠牲者の記念碑などに献花して追悼する市民の動きが続いている。
政権側は無許可の街頭行動の疑いで一部を拘束。OVDインフォによると18日までに計約400人が身柄を拘束された。
ロシア紙コメルサントなどによると、モスクワとサンクトペテルブルクだけで50人以上が正式な取り調べを受けた。
ナワリヌイ氏陣営は、当局側が17日に刑務所を訪れた母親と弁護士に遺体引き渡しを拒否したと批判。
母親らは17日に死因は「突然死症候群」との説明を受けた。(共同)

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