双子の演歌歌手こまどり姉妹、スマホ申告広報大使に委嘱される

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双子の演歌歌手こまどり姉妹(長内栄子・敏子=85)が15日、東京・台東区の浅草税務署で、山■(■は崎の大が立の下の横棒なし)浩美所長から「スマホ申告広報大使」を委嘱された。

実際にスマートフォンを使って確定申告の作成体験をした次女の敏子は「スマホからeーTaxを使ってやりました。自動で計算もしてくれたのでスムーズにできた。スマホの操作になれていない方でも割と簡単。同年代の人にもお勧めですと」と、数メートルも先にある“カンペ”をしっかりと音読してアピール。

2年前に白内障の手術をして、裸眼でもすごく物がよく見えるという。16日が86歳の誕生日で、芸歴は65年を誇る。敏子は「この年まで元気で感謝感謝です。まだ現役ですからね。あと4年で90歳。それまで税務署に税金を払って楽しく人生をすごしたい」。

取材陣から5年後の芸歴70年の方が区切りが良いのでは? と指摘をされると「では頑張ってみようかな」と笑顔で誓った。健康の秘訣(ひけつ)は毎日の1万歩ウオーキング。「毎日1万歩近く。お姉さんも歩いています」と明かして「それと楽しみは食べること。2人とも好き嫌いがなくて何でもおいしく食べられる。それが健康の秘訣」と続け、栄子も「そうね」と続いた。

敏子は3年前に自宅で転倒して脊髄を損傷したが、都内の病院に1カ月入院をして今は後遺症もない。「私は5〜6回、命が助かっている。人間は一生懸命に生きようとすると、神さまが『もう少し(この世に)置いてあげよう』と思ってくれる」と前向きに生きる大切さも訴えた。最後に、納税について「私はたくさん税金を納めたい。税金は嫌だという人もいるけど、働く喜びを感じながら納める。生きがいです。仕事をするというとことは世の中に認めてもらうこと。仕事をさせてもらうのが健康法。人手不足の時代だから、その人にあう仕事を70代でも80代でもやったらいい」と伝えた。

こまどり姉妹は1938年(昭13)2月16日生まれで、北海道釧路市出身。1959年10月に「三味線姉妹」としてデビューし、61年からNHK紅白歌合戦に7年連続で出場。代表曲には「ソーラン渡り鳥」「三味線渡り鳥」などがある。映画「こまどり姉妹 おけさ渡り鳥」「こまどりのりんごっ子姉妹」にも主演した。そして、09年にはドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」を公開した。

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