ニコン、徳成旨亮氏が社長に昇格 馬立稔和氏は会長に就任

エンタメ

ニコンは15日、徳成旨亮副社長執行役員(63)が社長に昇格するトップ人事を発表した。
馬立稔和社長(67)は代表権のある会長に就任する。4月1日付。社長交代は5年ぶり。
徳成氏は銀行出身で、経営管理や内部統制の強化で手腕が期待される。カメラや半導体関連など従来の強みを生かしながら、外部との連携や技術の取り込みを通じ、成長を図る。
徳成氏は三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)常務、専務などを歴任。2020年にニコンに転じ、取締役専務執行役員を務めた。
東京都内で開いた記者会見で徳成氏は「(カメラのような)最終製品にこだわらない。外部との連携を重視して、ユニークな価値を提供できるようになりたい」と意気込みを語った。新興企業との協業にも意欲を示した。
馬立氏は徳成氏について「国内外の経験が豊富だ。入社以降、多くの現場を訪ね、技術的な理解を深めている」と述べた。
徳成 旨亮氏(とくなり・むねあき)慶大卒。82年三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)。ニコン取締役専務執行役員などを経て24年2月から副社長執行役員。北九州市出身。

コメント

タイトルとURLをコピーしました